プラットフォーム帝国からの自由を目指すーー悪あがきの個人サイト
インターネット革命の黎明期には、現在のようなプラットフォーム帝国の時代になるとはまったく想像もできなかった。
いつの間にか、私たちはプラットフォーム帝国の国民となったようだ。この国では片時もスマホを手放せなくなり、無料という餌に釣られて必死にスマホ画面をタップし、リールを延々と眺め、バックエンドに潜む「サブスク」というサービス税まで献上するようになってしまった。
日本はデジタル後進国で、海外のプラットフォーム帝国の餌食になっているようにも見える。国内から世界へ輸出できる有望なプラットフォームは、残念ながら多くはない。ハードもソフトも海外製品に依存し、その対価を海外へ払い続けている。
少し前から牧歌的な時代に戻ってみたいと思い、ひっそりと個人サイトを立ち上げてみた。試運転を始めたばかりで、完成とは言えないから、まだURLも公開しないけど、そのうちクローラーに引っ掛かるのかもしれない。
手作りの個人サイトなどは今さらだろうし、巨大プラットフォームのような洗練さは全く無いけど、個性は存分に出せるし、面倒な手作り(ほとんどAI任せだけど...)も完成すれば楽しいものだ。まるで、巨大なチェーン店に対抗する個人商店のように零細な存在だけど、やはり、自分には自由の居心地の方が好きだ。
個人サイトはSNS全盛時代に逆行するPNS(Private Network Service)にするつもりだ。誰とでもつながるための場所ではなく、自分の言葉や記録を、自分の土地に置いておくための場所である。少数の人と静かに繋がることができれば十分だ。この個人サイトを母艦にして、必要なときだけプラットフォームへ流す。APIがあれば自動送信がいいのだが。プラットフォーム帝国の住民票(アカウント)がバンされ、出禁になっても、母艦が生きていれば無傷だ。
もちろん、プラットフォームからの完全な独立などできるわけがない。検索もメールもOSも、結局はどこかの巨大企業に依存している。それでも、インターネット空間に住所・領地くらいは自分のものを持ち、プラットフォーム帝国からの自由を目指して、少しは悪あがきをしてみたい。
updated: 2026-06-28 14:04:16