page181: SIOF = Single Income, One Failureの脆弱性

コンピューターの概念で"SPOF(Single Point Of Failure)"というのがある。
日本語では「単一障害点」と呼び、システムを構成する要素のうち、そこが停止するとシステム全体が停止してしまう概念だ。

これはサラリーマンの給与と似ていて、一つの収入源にオールインしているのと同じだ。
給与が止まれば、生活が全停止する。
これを"SIOF(Single Income, One Failure)"とでも名付けようか。

もちろん、失業保険などの社会保障もあるので、給与が止まった瞬間にすべてが終わるわけではない。
しかし、一つの給与に生活の大半を依存しているという構造そのものは変わらない。太い一本柱は安定しているように見えるが、その一本が折れれば全体が傾く。

昭和式サラリーマンシステムが、かつてほど盤石ではなくなってきていることには、多くの人が気付き始めていると思う。
しかし、その次の新しいスタイルは、まだ確立されていないように思う。

僕が目指しているのは、今風に言えば「自立分散型」だ。

簡単に言えば、三つの大きな収入源をつくり、その中でそれぞれを堅牢化していく仕組みだ。二つが全損しても、一つが残れば、何とか生き残れる設計をつくる。

大切なのは、収入源を三つ持つことそのものではない。
一つが壊れても、人生全体が停止しないことだ。

人生はゲームであり、経営であり、システムでもあるのかもしれない。
人生をシステムと捉えると、コンピューターの設計思想は意外と参考になる。

created: 2026-09-30 22:52:14