page158: 働き方4.5ーー人間+AI・ロボットの時代

橘玲さんの「働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる」は、とても参考になった書籍だが、今から7年前だから、AIが一般人の日常に本格的に入り込む以前の作品だった。

この書籍では、働き方を以下の5階層にまとめていた。

働き方1.0 年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行
働き方2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード
働き方3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型
働き方4.0 フリーエージェント(ギグエコノミー)
働き方5.0 機械がすべての仕事を行うユートピア/ディストピア

当時は働き方5.0の時代など、あまり現実味もなかったが、今では徐々に現実味を帯びてきたから恐ろしい。

多くのJTC社員は依然として、働き方1.0の伽藍に閉じ込められているはずだ。失礼だが、明治維新の武士のような残党となりそうな感じに見える。
働き方5.0はAI・ロボットを意識した概念だろうけど、一足飛びには難しいだろう。
その間に「働き方4.5ーー人間+AI・ロボット」のワンクッションがあっても良い気がする。

働き方4.0は一つの専門性を高めて、市場で評価されるようにする戦略だけど、AI時代では、特にホワイトカラーはその前提が大きく揺らごうとしている。これから来るであろうロボット時代はブルーカラーでさえ怪しい。

あらゆることが不確実な時代、オールインは非常にリスクが高いと思う。
定住だけでなく、定職という職業を一つだけにオールインすることもリスクが高い時代になったのかもしれない。

働き方4.5は、自立分散のポートフォリオ・ワーカーだと勝手に解釈している。
一つの専門性を深めるのではなく、一つの得意なジャンルで複数の専門性を育て、横展開で時代や環境に応じて重心を移すイメージだ。
自分もまだ実験中だから、抽象的なことしか書けない。

働き方3.0が会社ではなくプロジェクトを中心に働くスタイルで、働き方4.0は専門性を武器にして、個人として市場で評価されるようにする戦略だけど、働き方4.5は「職業からの自由」なのかもしれない。自分を職業という一つのラベルに固定するのではなく、目の前の仕事で何を提供できるかが問われると考えている。

もちろん、人間だけで複数の専門性を抱え込む必要もない。AIに任せられる仕事はAIに任せ、やがてロボットに任せられる仕事はロボットに任せればいい。人間対AI・ロボットではなく、人間+AI・ロボットを一つのチームとして考える。それも働き方4.5なのだと思う。

職業ありきの仕事ではなく、仕事ありきの職業という原点回帰なのかもしれない。

勝手ながら、新しい定義は以下のようにしてみた。

3.0=会社からの自由
4.0=雇用からの自由
4.5=職業からの自由
5.0=労働からの自由

created: 2026-09-01 21:17:03
updated: 2026-09-01 21:24:23