転生自由人のホームページ

定年後の準備は早めに──第二の人生で失敗しないために

定年まで会社で働く人はまだまだ多いと思うが、定年後の準備は早めに考えておいた方がいいと思う。 世の中は残酷、冷酷なもので、どんなに一流企業のお偉いさんだったとしても、定年で会社を放り出されたら、ただの無名者として扱われる。今までのアイデンティティの多くを失い、過去の部下たちもいなくなると、かなりの孤独感、屈辱感に襲われるだろう。 会社員という肩書きが剥がされ……

サラリーマンは現代の小作人

サラリーマンという人種や仕組みについて日頃からよく考えているけど、ふと昔の「荘園制度」が頭に浮かんだ。サラリーマンとは、現代の「小作人」なのではないだろうかと。 ## 資本主義は荘園制度の時代からすでに萌芽していた もちろん、中世の農民と現代の会社員がまった同じだと言うのは乱暴だ。現代は(表面的には)身分制度もなければ、会社を辞める自由もある。法律も社会保障……

世界有数の災害大国なのに、避難所は後進国

日本列島は世界でもトップクラスの災害多発地だ。 地震、台風、津波、噴火などの災害が容赦無くいつでも襲ってくる。 そんなことは子どもでもわかる。 でも、大人になると鈍感になるのか、そんなこともわからなくなるようだ。 先日の熊本大震災には心が痛むが、さらに追い打ちをかけて心を痛ませるのが、被災者たちへの絶望的な支援不足だ。 もちろん、現場が大変で必死なのはわかる……

虚無から抜け出すには──自分は何を遺せるか

## どう生きるかより、どう死ぬか 黒澤明監督の映画『生きる』は、何度観ても考えさせられる。 末期癌で余命が長くないことを知った市役所の渡辺課長は、自分の人生を振り返り、書類に判子を押して回すばかりの日々で、「自分は何も残していない」というどうしようもない虚無に愕然とする。そして最期の仕事として、住民たちが切望した、子どもたちが遊べる公園を完成させ、静かにこ……

偏差値競争の宿痾――他人の物差しを捨て、職業を選び直す

世間一般の職業選びでは、給料、安定、肩書き、世間体などが重視される。 大企業に勤めている。正社員である。管理職になった。高い年収を得ている。そんな仕事ほど、世間一般には「いい職業」と見なされやすい。しかし、その職業をしている本人が毎日苦痛を感じているなら、それは「いい職業」なわけがない。 職業の正解は、世間の評価ではなく、もっと原始的な身体感覚の中にあるのか……

【会社員研究:後編】会社員のメリットとデメリット

前編では、学校と家庭を通じて、会社員という生き方が**社会のスタンダード**として再生産されていることを書いた。 しかし、これほど多くの人が会社員になるのは、学校教育によって仕向けられているからだけではない。会社員という仕組みに、極めて大きなメリットがあるからだ。会社員は、自分の労働力を一つの会社へ継続的に販売し続け、その対価として毎月給料を受け取る。自営業……

【会社員研究:前編】学校は会社員の養成所

学校の終盤に就職活動をして、学校を卒業したら、会社に就職する。多くの人にとって、それは進路の一つというより、あまりにも自然な流れになっている。なぜ、これほど多くの人が当然のように会社員になるのだろうか。その理由の一つは、会社員になるための準備が、学校教育から始まっているからではないだろうか。 ## 学校と会社はよく似ている 学校では、決められた時刻に決められ……

労働の原点を取り戻す

ホワイトカラーからブルーカラーへの流行が増えそうで、自分もその流れに乗ろうとしている。 ホワイトカラーへの未練は、ほとんどない。スーツより作業着、デスクより作業現場。スーツを最後に着たのは何年前だっただろう。おそらく、もう二度とあの世界には戻れないと思う。 とはいえ、ブルーカラーを無条件に礼賛するつもりもない。ホワイトカラーから人が流れ込めば、ブルーカラーの……

日本の正社員はなぜこんなにキツいのか?

日本の正社員はなぜこんなにキツいのだろう。自分が正社員だった頃は、それこそ毎日のようにいつも思っていた。自分は海外で働いた経験がないものの、日本の正社員にはなんだか、独特なものが潜んでいるのではないかと思う。 もちろん、仕事とはそもそも楽なものではない。給料とは、他人がやりたくないことや面倒なことを引き受けた対価でもある。しかし、日本の正社員のキツさは、単純……

人生100年時代の裏で静かに進む、労働半世紀時代の到来

## 人生100年時代というより労働半世紀時代 私は「人生100年時代」という言葉は大嫌いだ。もちろん、徐々に寿命が伸びる未来があることは認めるが、誰でも100歳まで生きられる保証などない。それなのに、「人生100年時代」という言葉が常識のように一人歩きし始めれば、政府や企業に都合よく利用される可能性が非常に高いからだ。 「人生100年時代」という言葉は、ど……